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2025年総会

2025年4月6日(日)、桜も咲き見頃を迎えた良き日、パルの総会を終えました。
総会前には久しぶりに皆でおしゃべりしながら昼食をとり、震災後に初めて顔を見せてくれた
会員もおりお元気な様子に安堵しました。
その後、緩やかに総会に入り、会員13名で今後のパルの在り方について話し合いました。
総会後は顧問の先生2名にお越しいただき、お茶をしながら主に「親なき後のことについて」
相談したり情報交換しました。

●総会での決定事項

・全国親の会および東海北陸ブロック会から退会する。
・石川県発達障害児・者親の会という冠は対外的には残すが、当会の主たる目的ではない。
・パルは解散する訳ではなく、当面は「なかよし会」的に従来通りの活動を行う。
・活動は現会員だけでなく、内容によってはOBも含めて実施可能とする。
・石川県と金沢市等の会議には必要であれば参加する。
・会費は徴収せず、行事があった際は参加者で割り勘とする。

●会員からの声

「就労年齢になると、久しぶりに会っても違和感なく親子ともホッとできる場所が
あることが幸せと感じました。これからも細々とでも良いから皆さんと繋がっていたい。」

「30年にわたり役員の皆様が地道にご活躍され、法律ができ、行政や学校にも
少しずつ理解が進み、この子達の支援制度が整備されていったのは素晴らしい軌跡です。
役員のみなさま、本当にお疲れ様でした。新生「パル」としてよろしくお願い申し上げます。」

「形は変わっても会員及び顧問の先生方との繋がり、そして子供達の活動は変わりません。
これまでどうり相談し合い、支え合い、子供達の将来を見据えた活動をできる形で実施して
いきたいと思います。」

●全国LD親の会を退会するに至った理由

パルは1994年(H6)に少人数で発足し、富山・福井の親の会もほぼ同時期に発足しました。
その後全国LD親の会に入会すると共に、3県の親の会は北陸ブロックとして特別な関係を
築いてきました。

自分達の子供がいじめられず、障害に応じた教育が受けられるよう、行政や教育委員会に
毎年要望書を提出してきました。

その結果2005年(H17)発達障害者支援法が制定され、特別支援学校や特別支援学級が設置
されてきました。ある意味この時点で、初期の目標は達成されたと言えるでしょう。
その後の活動は勉強会や情報交換が主となりダイナミックな変化は無くなりました。

このような状況下、年々会員数は少なくなり、逆に子供達の年齢は上昇して、数年前から
学生はいなくなりました。

しかし全国LD親の会のプログラムは学生を対象にした物がほとんどで、学生のいない当会には
必要のない状況が続いてきました。全国LD親の会やブロック会への会費負担も重荷になり
更なる会員減少の危機が起こり、全国LD親の会を退会する事を本年の総会で決議しました。

パルは全国やブロックとの関係は絶つ事になりましたが、発達障害者の親の会としては存続し、
子供達の自立をテーマに会員同士、焦らず仲良く楽しむ「なかよし会」として元気な間は
活動を続けたいと思います。

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